システム概要
今作の未購入者や初心者向けに、シナリオとシステムの概要をご説明いたします。
主に1周目を遊び始めた方へ、主人公別にこのゲームの序盤の進め方をお伝えします。
さて、5組6人の主人公のうちから1組を選び、ゲームを開始する訳ですが、最初に選ぶべき主人公については、他サイトにてよく議論されがちです。ですが、正直なところ、筆者の感覚としては、誰を選んでも構わないと思います。
よく言われるのが、Steam版の体験版で、製品版にデータを引き継げるディーヴァ編の難易度が高いということですが、確かに筆者も初見でラスボスを倒すのに苦労しました。しかしながら、絶妙なゲームバランスでギリギリで倒せる設定になっていることには間違いないので、むしろその接戦を楽しむのが、このゲームの醍醐味ではないでしょうか。
このゲームは周回プレイが前提で、アイテム等は引き継ぐのが普通です。ところが、初期装備の特殊な武器(アメイヤ編・ディーヴァ編)や、途中で入手できる強力な武器(シウグナス編)が、通常アイテムに埋もれて、あまり使わなくなる状況があり得ます。その辺りを考慮すると、どの順番でクリアしていくべきか、答えが出てくるかも知れません。
| 主人公 | 順位 | 説明 |
|---|---|---|
| ディーヴァ | 1 | 詳細は後述するが、初見プレイなら弱い設定の主人公を最初のうちから使える。
ウェンズディの魔剣と魔投がそこそこ使えるのは、序盤ならでは。 ブラーの継承技がそこそこ使えるのも、序盤ならでは ラスボスは苦戦必須。だが、それもそれでサガ「らしさ」。 |
| アメイヤ | 2 | 専用「ネコ装備(武器)」を、序盤なら武器の用途で使っても差し支えがないかも知れない。
シナリオが短く、ラスボス不在なので、ゲームの概要を掴むにはちょうど良い。 また、他の主人公でも仲間になるので、周回プレイ用に先に育成しておくと良い。 |
| 御堂 | 3 | シナリオが短い点はアメイヤと同じだが、後述のクグツの「写し身」を考慮する必要がある。
他の主人公を先にプレイすると、「写し身」の機会がある世界に行けない場合も。 「最凶の精霊」に挑戦したいなら、却って周回を重ねてからプレイするのも良し。 初期から有用な陣形を多く持っているのが、地味に重要なポイント。 |
| シウグナス | 4 | 吸血鬼という設定上、他の主人公達とは特異な点が多いので、楽しみは後回しにすると良い。
初回プレイでは「マーレ・ノストラム」のメインシナリオでブラッド技を獲得できない。 ただし「ブラッドギア」の素材を節約したい場合は、早めの周回でこなした方が良いかも。 初期陣形がやや手薄。有用な陣形を他の主人公で獲得してからプレイするのが吉か。 |
| ボーニー& フォルミナ |
5 | 他の主人公に比べて、初見プレイとして選択するメリットは無い。
他の主人公4人を仲間にできる周回もあるので、温存すべきかも。 シウグナス同様、初期陣形が手薄なので、ラスボスは苦戦必須。 |
ゲームを開始したら、まず初期メンバーの陣形・装備・技・術等を見直しましょう。ここではそのポイントを紹介します。
以下、主人公別に初回プレイでの攻略のポイントをお伝えします。
御堂編は、木火金水の「精霊の力」を求めるのが旅の目的です。
| 名前 | 種族 | 肩書き | 得意スキル | オススメ |
|---|---|---|---|---|
| 御堂 綱紀 | 人間 | ミヤコ帝大学生 | 何でもいける | 長剣, 片手銃 |
| ムサシ | クグツ | 剣のクグツ | 大剣 | 大剣か刀 |
| スクネ | クグツ | 体術のクグツ | 体術 | 体術か薙刀 |
| コマチ | クグツ | 術のクグツ | 短剣、術 | そのままでOK |
| ボウ | クグツ | 銃のクグツ | 片手銃 | そのままでOK |
クグツは、御堂編でのみ扱える種族です。「ソウル」によって比較的簡単に強化できるのが特長ですが、武器を1つしか装備できませんので、慎重に武器種を選ばないと、様々な場面に対応し切れません。
また、クグツは「写し身」という能力で、人間の使った技をコピーして、技を覚えます。稀に敵からコピーできる場合もありますが、より多くの技を覚えるためには、味方に技を覚えさせるのが手っ取り早いです。
4体のクグツの中でも銃使いのボウは、アメイヤ編でも登場します。なので、最も優先的に育成すべきクグツはボウと言えます。ボウに銃技を覚えさせるために、御堂には片手銃を使わせるのがオススメです。
すると、御堂のもう1つの武器種を何にするかが悩みどころですが、筆者のオススメは、長剣です。初期装備は細剣なので注意してください。他に、両手剣や体術を使わせて、ムサシやスクネに写し身させるのも良いかも知れません。
クグツの中で装備を変えるとしたら、プロテクト役がムサシしかいないため、スクネに刀や薙刀を持たせるのも筆者の好みの選択です。
初回プレイ時の御堂編は、まずプールクーラへと赴きます。次いで、ヨミ、デルタベース、グレロン等が次の世界の候補として出てきます。ただし、他の主人公でクリア済みの世界は出てこない場合もあります。計4つの世界を巡って、4つの精霊の力を獲得すると、ミヤコ市へ戻りラストを迎えますが、分岐によってはラスボス不在です。
初回のプールクーラでは、青の魔女リタが、確定で仲間になります。ただし2周目以降は仲間になるとは限らないので注意してください。
各世界では最終的に、格下の精霊(楽勝)、ちょうどいい精霊(普通)、力ある精霊(強敵)、最凶の精霊(最凶)といったヴィジョンが出現し、求める精霊の強さを選ぶことができます。このとき最凶の精霊(最凶)は本当に強いので、注意してください。特に初見のプールクーラで撃破するのはほぼ不可能です。ただし、2つ目以降の世界では、撃破できる可能性があります。報酬としても上位の武器をドロップする場合があるため、積極的に撃破を狙っていきましょう。(周回を重ねれば、撃破し易くなります。)
初回プレイで訪れる可能性の高い、ヨミ、デルタベース、グレロンでは、それぞれボス戦で「写し身」のチャンスがあります。ヨミでは、積極的に塔主を倒す選択をしましょう。特に「憤怒の業火」で戦う憤怒の塔主は、ムサシが写し身できる大剣技を多用してきます。デルタベースでは黄・赤・緑の3つの一族のサブイベントをこなした後、再び赤の部族のサブイベントを進めるのがオススメです。刀使いか、体術使いのボスが登場します。グレロンでは、分岐は複雑ですが、大剣使いか、体術使いのボスが登場します。
2周目以降、他の世界を訪れても、写し身のチャンスは案外なかなか無いものです。初回プレイでしっかりと、クグツ達の技を増やしておきましょう。
御堂編は、周回を重ねると、ラストの展開が少しずつ変化していきます。本腰を入れてプレイするのは、3周目以降で良いでしょう。
御堂編では、ミヤコ市の共通シナリオはこなせません。連接世界に入ったとき、ミヤコ市への扉は最後に出てくるだけです。また、プールクーラでは必ずリタが登場し、アメイヤは仲間になりません。
アメイヤ編は、失った魔力が姿を変えた「ネコ」を探すのが旅の目的です。
| 名前 | 種族 | 肩書き | 得意スキル | オススメ |
|---|---|---|---|---|
| アメイヤ アシュリン | 人間/魔女 | 白の魔女 | 何でもいける | 長剣, 大剣, 術 |
| ロロ | モンスター | 使い魔 | モンスター技 | - |
| 加藤 忍 | 人間/従士 | プールクーラの従士 | 細剣, 大剣 | 好きな両手剣, 片手銃 |
| ヴァッハ神(コピー) | 人間(特殊) | 魔術の女神 | 細剣, 火炎放射器, 術 | そのままでOK |
| ボウ | クグツ | 銃のクグツ | 片手銃 | そのままでOK |
アメイヤ編は、少しだけ特殊な仕様の初期メンバーが多いです。従士である加藤は術が扱えず、ヴァッハ神のコピーは我流技が扱えません。クグツであるボウは、御堂編を除きアメイヤ編でのみ使えますが、ソウルの付け替えはできません。(御堂編のソウルの設定を引き継ぎます。)
アメイヤは初期状態で何も装備していませんが、片手剣、両手剣、片手銃の中から2つ選んで使わせると良いでしょう。もちろん、術も使わせます。
実は、アメイヤ編の裏ボスとして、全ての物理属性と熱属性に耐性を持った敵が登場します。この敵によく効くのが、細剣技と片手銃技のごく一部と、電気銃技と化学銃技になります。そこまで見越して攻略を考えるなら、アメイヤ編の初期メンバーには、それらの武器を使わせるのがベストです。
その場合、アメイヤは術を使って攻撃できるので、筆者はタイムラインを移動し易い長剣と、プロテクト役としての大剣をオススメします。そして、加藤の武器を細剣から片手銃に持ち替えましょう。これはボウに片手銃技を写し身させるためにも良い選択です。
ヴァッハ神のコピーには、適宜に電気銃・化学銃を使わせ、両手銃技はどこかのタイミングで全て、ボウに写し身させます。
アメイヤ編は「失った魔力を取り戻す」というシナリオ設定上、アメイヤの知力は一定で、魔力が姿を変えた「ネコ」を取り戻す度に上昇する仕様になっています。そのため、初回プレイでは最初から知力が高いものの、周回プレイではむしろ相対的に低いため、ヴァッハ神のコピーに術を使わせた方が強いです。
また、アメイヤ専用の「ネコ装備」が存在しますが、片手剣と片手銃は術の五行値が全て大幅に上昇し、両手剣と両手銃は、術の消費BPを1点ずつ軽減します(両方装備すれば2点軽減)。主に術を修得させたい場合は片手剣と片手銃を、初手から術を使いたい場合は、両手剣と両手銃を装備させると良いでしょう。これらの武器は、魔力を取り戻す度に強くなっていくものの、2周目以降は通常の武器を使った方が強いことが多いです。
アメイヤは、魔女試験として「泉ゆめは」という架空人物になりすまし、ミヤコ市で暮らしている設定になっていて、ミヤコ市から他の世界へと旅立ち、再びミヤコ市へ戻る、というのを最大4回繰り返します。
初回プレイ時は、まずグレロンに赴きます。そしてランダムでもう1つの世界をクリアしたら、すぐミヤコ市へ戻り、そのままプールクーラへ戻ることになり、エンディングを迎えます(ラスボスは不在)。
(初回プレイ時のランダムで選ばれる世界は、リロードを何度か繰り返し、キャピトルシティに行く(扉のヒント: 魔法には縁が...)ことをオススメしておきます。理由はボーニー&フォルミナ編で後述します。)
2周目以降のアメイヤ編のシナリオの終了フラグは、「ネコ集め」に関わってきます。基本的に、ミヤコ市で緑のヴィジョンが現れたら、ネコを無視して、直ちにメインイベントを進めてください(4つ目の世界に入る直前に、ネコ集めを完遂させます)。そうすれば、最大4つの世界を巡ることができ、御堂編同様、ラストの展開も徐々に変化していきます。
アメイヤ編で正規のラストを迎えるためには、他の主人公でプールクーラの5色のサブイベントを全てこなす必要があります(最低3周)。アメイヤ編で本腰を入れてプレイするのは、その辺りからで良いでしょう。
アメイヤ編では、ミヤコ市とプールクーラの共通シナリオはこなせません。つまり、御堂、他の魔女、他の従士は仲間になりません。
シウグナス編は、自身の眷属として「魅力ある者」を探して旅をします。
| 名前 | 種族 | 得意スキル | オススメ |
|---|---|---|---|
| シウグナス | 吸血鬼 | 何でもいける | 長剣, 片手銃 |
| 戦士 | 人間 | 細剣, 片手銃 | そのままでOK |
| 哲人 | 人間 | 短剣, 術 | そのままでOK |
| 人斬 | 人間 | 長剣, 刀 | そのままでOK |
| 豪傑 | 人間 | 薙刀, 機関銃 | 斧, 薙刀 |
| 王者 | 人間 | 体術 | そのままでOK |
| 将軍 | 人間 | バトル参加不能 (サポートのみ) | - |
シウグナス編の初期メンバーは、ブライトホームの戦士団の団員達です。表のレイアウトの都合上、「肩書き」を割愛しますが、それぞれメニュー画面から確認すると面白いです。
シウグナス編は、初期メンバーの種族が人間に偏っていますが、物語を進めていくと、彼らの血を吸ってシウグナスが新しい「ブラッド技」を獲得していきます。「ブラッド技」は、自身のLP(生命力)を消費することを代償とした強力な技です。
物語を進めていく過程で「ブラッドギア」と呼ばれる特殊な装備を入手し、それらを人間に授けると、「騎士」となり、吸血鬼として「ブラッド技」を扱えるようになります。
このように、シウグナス編は主人公が吸血鬼ということで、かなり特異性を持ちます。
初期編成については、さほど変更を加えなくても大丈夫です。シウグナス自身は、「ブラッドギア」として長剣と片手銃が手に入るので、同武器種で技を覚えておいた方が得策です。
唯一変更を加えるとすれば、豪傑の初期装備が薙刀と機関銃で、どちらも消費BPが大きいため、一方を斧に持ち替えるのをオススメしておきます(シウグナス編では斧使いドロレスが仲間にし辛いため)。プロテクト役は、他に人斬しか居ないので、薙刀はそのまま装備しておいた方が無難です。
シウグナス編は、6人の戦士団の仲間の世界を訪ねて、それぞれ仲間の過去を追う、というシナリオになります。シウグナス編では仲間になった人間の血を吸って、シウグナスを強化(最大LPの上昇と、「ブラッド技」の獲得)できますが、初期メンバー6人は、各世界のシナリオをこなした後に眷属化できるようになります。また、戦士団の各世界では、結末に「ブラッドギア」が手に入ります。
メインシナリオ(緑のヴィジョン)として、戦士団の各世界(ミヤコ市、マーレ・ノストラム、アヴァロン、デルタベース、グレロン、クロウレルム)を巡る間々で、サブシナリオ(青のヴィジョン)として別の世界を訪ねることができます。なので、メインシナリオ6世界と、サブシナリオ5世界の最大で計11世界を巡る長い旅となります。
仲間の血を吸うことで「ブラッド技」を獲得できるので、全てのブラッド技を修得したい場合には、各世界を2周はしないといけません。プールクーラでは、黄の魔女ウィルマと赤の従士、マーレ・ノストラムでは、イーヴァルとアズーレ、アヴァロンではグィネヴィアとランスロットをそれぞれ加入します。
更に、プールクーラとキャピトルシティは同じ周で両方を訪れることができないため、ブラッド技コンプリートには3周必須です。この辺りは、周回を計画的に考えないと、達成できないことが多いです。
四民が覇権を争う世界サンクでは、シウグナス編のみ限定で、進んで協力した民以外の民を3人一度に仲間にできます。このときブラッド技の修得を考慮すると、風民に協力するようにするのがオススメです。風民ナホイから獲得できるブラッド技は、クロウレルムの戦士から獲得できるブラッド技と一緒のためです。
尚、「ブラッドギア」を最大まで強化するためには、貴重な素材「宝珠」や「悪魔の血」を要します。これらは容易に強化せず、シウグナスの1周目なら温存しておいた方が、後々得だと言えます。
シウグナス編では、ヨミとブライトホームの共通シナリオはこなせません。最後はヨミの国に戻ってきますが、そこでドロレスを仲間にするためには、特殊な条件が必要です。サイモンは仲間になりません。
ディーヴァ編は、メカの「心」を探して旅をします。
| 名前 | 種族 | 肩書き | 得意スキル | オススメ |
|---|---|---|---|---|
| ディーヴァ ナンバー5 | メカ | 歌姫 | メカ技 | - |
| イマクー | モンスター | 闇の人狼 | モンスター技 | - |
| ウェンズディ | 人間/魔具使い | 装甲戦士 | 長剣, 片手銃 | 短剣, 片手銃 |
| ブラー | 短命種(人間ベース) | 植物系短命種 | 何でもいける | 斧, 体術 |
| ボウディカー | 人間 | 滅びし部族の長 | 短剣, 刀 | 長剣, 刀 |
| コンスタンティン | 人間 | 異世界探検隊隊長 | 薙刀, 片手銃 | そのままでOK |
ディーヴァ編は、種族が豊富な初期メンバーであり、各々弱点もありますが、最もこのゲーム「らしさ」を楽しめる編成です。個人的には、ゲーム内音楽とストーリーも好みであり、思い入れのある主人公です。
しかし、主人公ディーヴァは、訳あって装備スロットが制限されており、物語の開始時は2つしか装備できません。メカの特性を十分に発揮できないため、周回プレイではリザーブメンバーに回さざるを得ません。
ウェンズディは、ゲーム中唯一の「魔具使い」型の人間で、モンスター技を吸収できる「魔具」を装備できます。初期装備の「魔剣フラガラッハ」と「魔投タスラム」も、ウェンズディにしか扱えない魔具としての長剣と片手銃になっています。ところが、この2つの装備も、周回プレイではより上位の武器が使用可能なため、出番が無くなります。
(なので実は、ディーヴァ編こそ、初見プレイとして、筆者の一番の推しなのです!)
編成としては、ウェンズディの魔剣(長剣)は、ある程度強い上位の武器が登場したら、短剣に切り替えるのが筆者の戦略です。理由は、短剣の最上位技と、片手銃技「剣よりも強し」をランク3にしたとき、ロール「剣×銃使い」を取得できるため、最短距離でそのロール取得に向かわせたいからです。
一方で、ボウディカーには長剣を持たせます。同様に長剣の最上位技と、細剣の最上位技をランク3にしたとき、ロール「二刀の達人」を取得できるためです。
ゲーム内でも珍しい短命種のブラーは、何を使わせてもOKです。筆者は初期装備通り斧と体術を使わせましたが、「短命ロール」の特典として、成長が最大に達したとき、得意武器の消費BPを軽減できることから、両手剣や両手銃を使わせるのもアリかな、と思います。
ディーヴァ編は、メカの「心」を探すヒントとなるメインシナリオ(緑のヴィジョン)としての4つの世界(デルタベース、クロウレルム、ヴェルミーリオ、ブライトホーム)をクリアすれば、ラストに辿り着けますが、4つ目のメインシナリオを解放する条件として、サブシナリオ(青のヴィジョン)として他の5つの世界を訪ねなくてはなりません。なので、メインシナリオ4世界と、サブシナリオ5世界の最小で計9世界を巡る長い旅となります。
メインシナリオをクリアする度に、ディーヴァのメモリが解放され、装備スロットが1つずつ使用可能になるので、先に3つのメインシナリオをこなすのがオススメです。
ディーヴァ編では、アヴァロンの共通シナリオはこなせません。吟遊詩人、グィネヴィア、ランスロットは加入不可です。
Steam版の体験版では、ディーヴァ編がデルタベースから開始します。実はこのデルタベースという世界は、結構色々な隠し要素があり、プレイヤーにとって初見の世界ながら、攻略の鍵を握っているのです。
まず、緑色の一族の「異次元ネコ」というイベントで、バトル自体は回避可能なのですが、「漂流蜥蜴」、「アースドラゴン」とそれぞれ戦えます。このとき、漂流蜥蜴は「電磁放射銃」を、アースドラゴンは「竜鱗の剣」を高確率でドロップしますので、入手できるまで粘りましょう。また、強敵なので大変かも知れませんが、イマクーかウェンズディの魔具に吸収しておくと、能力値が大幅にアップします。
次に、赤色の一族のイベントで、電気柵を通り抜けて奥のコンテナを開けると、「三角形の紙切れ」を入手できます。これを早めに済ませておくと、後で「ネクロノミコン」というイベントで「呪いの王」と戦えます。難易度が「最凶」なので、かなり苦戦しますが、「翼の槍」を高確率でドロップします。
いずれの戦闘も、ディーヴァに「ダブレット」を2段階強化した「武道着」を装備させ、「鳳天舞の陣」でターゲットにされ易いようにしておくと戦い易いです。漂流蜥蜴を倒したら、「電磁放射銃」も装備させ、HPを上昇させておきましょう。
ボーニー&フォルミナ編は、「三角形のピース」を求めて旅をします。
| 名前 | 種族 | 肩書き | 得意スキル | オススメ |
|---|---|---|---|---|
| ボーニー・ブレア | 人間 | 首都警察巡査 | 短剣, 体術 | 好きな両手剣, 体術 |
| フォルミナ・フランクリン | 人間 | 首都警察巡査 | 片手銃, 機関銃 | そのままでOK |
| ミャオ, バー, ヒス | モンスター | ネコ型大型獣 | モンスター技 | - |
| 吟遊詩人 | メカ | 円筒型メカ | メカ技 | - |
| グィネヴィア | 人間 | 王妃 | 長剣, 術 | そのままでOK |
| ランスロット | 人間 | 円卓の騎士 | 短剣, 大剣 | そのままでOK |
ボーニー&フォルミナ編は、ボーニーとフォルミナのみで物語を開始し、最初の1戦後にミャオ、バー、ヒスという3匹のネコ型モンスターが仲間になります。その後、何戦かはこの2人と3匹でこなし、しばらくしてから吟遊詩人と、グィネヴィアまたはランスロットが仲間になります。
よって、人間3人、メカ1体、モンスター3匹が初期メンバーとなります。が、先述の通りモンスターは1匹育てれば十分だと筆者は考えますので、人間3人、メカ1体、モンスター1匹で編成を組むのが妥当です。
グィネヴィアとランスロットは、とある分岐でどちらか1人しか仲間になりません。ランスロットが加入しなかった場合には、ボーニーに両手剣を持たせて、プロテクト役に立ってもらうのが無難です。
メカは、まず「魔銃」か「ブラックイーグル」を装着し、リザーブ解除技を確保しましょう。次いで、「ダブレット」を装着し、プロテクト技を使えるようにしておきましょう。
ボーニー&フォルミナ編は、初期陣形が手薄で、ラスボス戦は苦労しそうです。なので、初見プレイで選ぶ主人公としては、あまりオススメできません。
ボーニー&フォルミナ編では、各世界で「三角形のピース」を入手します。初回プレイでは、これが8つ揃うとラストに辿り着けますが、ある世界では「三角形のピース」を2つ入手できたりもします。最初から1つは持っているので、全部で6~7の世界(メインシナリオ)をこなすことになります。
2周目以降では、7つ目のピースを入手した時点で8つ目が自動的に手に入るため、5~6の世界(メインシナリオ)をこなすことになります。
ボーニー&フォルミナ編は、周回によっては唯一、全ての主人公を仲間にできます。その方法については後述しますが、1周目であえてミヤコ市やプールクーラを訪れないのがポイントです。
そうすると1周目で人間の仲間が乏しいので、早めにデルタベースを訪ね、エミリー・ブライアントを仲間にしましょう。エミリーはシウグナス編とボーニー&フォルミナ編でしか加入しないややレアな仲間です。
エミリーを仲間にするには、黄・赤・緑の3つの一族のサブイベントをこなした後、再び、黄色の「文明の夜明け」、赤色の「粘菌の増殖」、緑色の「生命の神秘」の3つの一族のサブイベントが発生しますが、このうち緑色の一族の「生命の神秘」をこなすと、デルタベースを離れる直前に仲間になります。
ただし、実はその前に1つエミリー加入の前提条件があります。それは、前周までにキャピトルシティでエミリーと面識があるかどうか、になります。これは他の主人公でも構わないので、例えばアメイヤ等で、ボーニー&フォルミナ編を始める前に、キャピトルシティをクリアしておくと良いでしょう。アメイヤ以外の主人公は、どうしてもプールクーラを優先しがちなので、二者択一のキャピトルシティを訪ねるタイミングがあまり無かったりします。
このような観点からしても、ボーニー&フォルミナ編は初見プレイにはオススメしません。
ボーニー&フォルミナ編では、物語の冒頭で訪れることになるキャピトルシティ、グレートツリー、アヴァロンの共通シナリオはこなせませんが、それによって加入不可となる仲間はいません。
今作の未購入者や初心者向けに、シナリオとシステムの概要をご説明いたします。
主に1周目を遊び始めた方へ、主人公別にこのゲームの序盤の進め方をお伝えします。
主に1周目を遊び始めた方へ、序盤で修得する技・術・陣形について解説・指南いたします。
主に実績等をコンプリートしたい方へ、筆者のプレイレポートにて解説いたします。